2019/10/31 この街の愛すべき場所へ。 「どこでもいいから君の好きな場所へ連れて行って」『それじゃあ、とっておきの場所へ連れて行こうじゃないか』そうして、僕の地元にある、馴染みのお店へ。彼とは数えきれない程にこの街をぐるぐるしたし、一緒に何度か旅にも出かけてきたけれど、あんなに嬉しそうに興奮した表情は初めて見た気がする。やはり、とっておきってのは、慣れ親しんだ場所なんだ、そう思えた。おばあちゃんに色々な話を聞けて、帰りしなに色々お土産を買っている満足そうな彼を見て、何だか僕も嬉しくなった。