

これまで誤魔化し誤魔化し、
素人ながら修理しながらも使用し続けてきた
ぼくのバックパック、「愛する、旅の相棒」。
前の旅ですでに限界を迎えつつあったけれど、
(もうこれが最後かな、、と分かってはいたけれど)
手放すことをようやく決意。
自分にとって今必要なモノを、
楽しむためには無駄なモノもバックパックに全部詰め込んで
全てを背負って、外の世界に出かける。
ここではないどこかへ冒険に出かける。
ぼくにとっての旅はそういうものです。
(ぼく個人的には無駄を省いて、ライトにライトになんて
阿保らしい、そんな思想はクソくらえってなもんです・・)
無駄があるからこそ楽しいんじゃないか。
「あぁー・・重いなぁ、重いから今日は移動するのやめよう」
なんていいながらその大好きな場所を離れられずにいる、
それが楽しいんじゃないか、そう思います。
旅先で出会う旅人たちが想い想いの自分にとっての
大事なモノ(往々にして人からみれば無駄なモノ)を
各々のバックパックから取り出して楽しんでいる、
それを眺めながら「えぇーそんなもん持ってきたの!」
なんて言いながらも・・そういうのが大好きなんです。
そんな自分にとっての全てを入れることになるバックパックだからこそ、
それは自分にとってなによりも大事な道具であり、相棒なのです。
手放すために、次の相棒でも使用できる、
必要なパーツを取れるだけ取って、
どんどん小さなくなっていく相棒を見ながら、
なんだか泣きそうになりました。
さて、次はどこへいこうかな、、行きたいところはまだまだある。
考えるだけで幸せです。